2025年大阪・関西万博で、タレントのマツコ・デラックスさんをモデルにしたアンドロイド「マツコロイド」が大きな話題を呼日ました。
ロボット工学の第一人者である石黒浩教授(大阪大学)がプロデュースする「いのちの未来」パビリオンに展示されているマツコロイドに、来場者からは驚きと感動の声が続出したのです。
この斬新な展示が、未来の技術と人間の本質について深い問いかけを投げかけました。
今回は大阪万博でのマツコロイドの活躍について迫ってみました。
それでは早速本題に入っていきましょう!
マツコデラックス 万博で大絶賛?

マツコさん本人も万博を訪れ、自身のアンドロイドを含む展示を体験。
その感想は予想外のものでした。
「すごい考えさせられた。今の自分に問われる感じがした」とマツコさん。
さらに、「万博こそ欲望の歴史じゃない?」と鋭い洞察を示し、「物を見てこうだったのかと思うものだと思ってたけど、すごい考えさせられた」と語りました。
“マツコロイド”として登場するヒューマノイドのモチーフであるマツコ・デラックスご本人と、同じく2075年を案内するロボットの声として出演した有働由美子さんが、完成直前のパビリオンを訪れ、これからのいのちについて語り合いました。
特に印象的だったのは、マツコさんの次の言葉です。
「人間はただの知識欲や欲望の塊だけじゃなく、そこに”情(なさけ)”みたいなのが入ってくるのが人間」。
この言葉は、技術と人間性の境界について深い洞察を示しています。
石黒教授との対談では、科学者の思想についても興味深いコメントを残しています。
「科学者の人って観念的というか宗教的というかになっていくよね。
それがすごく面白いと思う」と述べ、「今回は石黒先生の欲望を展示してるわけよ」とユーモアを交えて評価しました。
さすが、マツコデラックスさんの言葉は、なんか深いですね。
アンドロイドの意外な展示

「いのちの未来」パビリオンは、3つのゾーンで構成されていました。
- ZONE 1: いのちの歩み – 日本古来の「モノにいのちを宿す」歴史
- ZONE 2: 50年後の未来 – 人間とアンドロイドが共存する2075年の世界(マツコロイドが登場!)
- ZONE 3: 1000年後の未来 – 技術発展の先にある人類の姿
特に注目を集めているのは、ZONE 2に展示されているマツコロイド3体による面白い会話でした。
その内容です。
マツコロイド1:「イメチェンするのありだと思いますか」
マツコロイド2:「ぜんぜんありですよ。なってみたい体とかあるんですか」
マツコロイド3:「私、実は人間になりたいの」
このような自然で流暢なトークが来場者を笑わせ、同時に「アンドロイドと人間の境界」という深いテーマを投げかけています。
大阪・関西万博のパビリオン「いのちの未来」では3つのゾーンで多種多様なアンドロイドが来館者を迎える。
来場者の一人は「マツコさんそっくりの仕草や表情に驚きました。
AIの対話能力も素晴らしくて、本物のマツコさんと話しているような錯覚を覚えました」と感想を述べています。
また、パビリオンには約50体のアンドロイドが展示されており、マツコロイド以外にも注目の的となっているのが「漱石アンドロイド」です。
明治の文豪・夏目漱石そっくりのこのアンドロイドは、漱石の作品や思想について来場者と対話を行い、文学の世界に新たな視点をもたらしています。
マツコデラックスのアンドロイドに驚きの反応!

マツコロイドは、2014年12月2日に開発が発表され、その後、「徹子の部屋」(2018年)に出演したこともありました。
マツコロイドの最新型が大阪万博に登場していたのです。
マツコさん本人は、2023年2月にマツコロイドとの8年ぶりの再会を果たしました。
その際の第一声が話題を呼びました。
「こんなにブスだった?」
こんなにブスだった?あたし。目がつり上がってるわね、ハリがある!もう恐ろしい…」と変化に驚がくした。
この率直な感想に、スタジオは爆笑に包まれました。しかし、マツコさんはすぐに真剣な表情に戻り、アンドロイド技術の進化について語りました。
「人間だって子どもの頃こんな感じじゃない?
ロボットっていま子どもなんだなって思った」と、アンドロイドの発展段階を人間の成長に例えて説明。
さらに、「いまの段階でのロボットって、可愛いとか癒しの効果ってあると思う」と、アンドロイドの現在の役割についても洞察を示しました。
来場者からは「連れて帰りたい」という声も上がるほど、マツコロイドの完成度の高さに注目が集まっています。
ある来場者は「マツコさんの特徴をよく捉えていて、ユーモアたっぷりの会話に思わず笑ってしまいました。
でも同時に、人間とアンドロイドの関係性について深く考えさせられました」とコメントしています。
まとめ
マツコデラックスさんのアンドロイド「マツコロイド」は、大阪・関西万博で大きな反響を呼びました。
単なる技術展示を超えて、人間の本質や未来について深く考えさせる展示内容に、マツコさん本人も来場者も驚きと感動を覚えたようです。
マツコさんは万博の経験を通じて、「未来を想像することが大切」と語っています。
「『想像するだけでいい』ってところがポイントよ。
大なり小なりなんでもいいんだけど、日々想像してるってすごく大事」と、未来への積極的な姿勢の重要性を強調しました。
一方で、1000年後の未来について問われた際には、「ありがたいことにマツコロイドがいるけど、まだアンドロイドを選ぶ決め手にはならないかな。
今のところは死んでもいいかなって」と、慎重な姿勢も見せていました。
この展示を通じて、多くの人々が未来の可能性について考えるきっかけになりました。
技術の進歩と人間性の本質、そして「いのち」の意味について、私たち一人一人が深く考える機会を提供しているのが、この「いのちの未来」パビリオンの真の価値だったのかもしれません。
万博開催中、「いのちの未来」パビリオンは注目を集め、私たちに新たな気づきと驚きをもたらし続けました。

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